

鳥取県 大山。
雪降る日に谷を臨む小さな森に出会いました。
ゆっくり歩くその足は止まり、「ここだ」と感じました。
森の中央 スープ屋の建つ場所です。
一瞬寒さを忘れて炎の揺らぎと温もりを感じたのを 今でも思い出します。
この場所を 「うれしい」を映し出す(cinema)、谷(valley) シネマバレイと名付けました。
原点は20年前、遥か海の向こう、旅の途中で出逢った小さなホスピス。
国籍や宗教関係無く人々が共に時間を過ごす平和な場所がそこにありました。
ホスピスの始まりは中世ヨーロッパの修道院と言われています。 旅人の疲れを癒す休憩所です。
初めて出逢ったその時に「これだ」と感じたものはカタチを変えて 森のスープ屋になりました。
この森に訪れただけで心穏やかになるような、 そんな静かな空間を木々たちと一緒に育ててゆきます。